ブルスケッタ
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8d/Bruschetta.jpg/220px-Bruschetta.jpg)
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ブルスケッタ(伊:bruschetta)は、イタリア料理の軽食のひとつ。おつまみや前菜として用いられる。元来はイタリア中部の郷土料理である。名称はローマ地方の方言で「炭火であぶる」を意味するブルスカーレ(bruscare)に由来する。
概要
ブルスケッタで使用されるパンはスライスし、それをグリルまたはオーブンで焼き、その上にニンニクをすりこませて熱で溶かすものである。次に、トッピングはエキストラバージンオリーブオイルと塩また、コショウが一般的だが、トマトなどを加えることもできる。このようにシンプルな形が多い。
また各州によってブルスケッタの在り方は変化する。カンパニア州では、現場労働者のための軽食としてブルスケッタは生まれた。新鮮なトマト、油、ニンニク、時にはオレガノで合わせる。オレガノの存在を特徴とするカンパニアでは広く普及している。今日では、アンチョビ、オリーブ、チーズ(例えば、スモークチーズとモッツァレラあるいはクリームまたはパテ)ピーマン、キノコ、ズッキーニ、ナス、サラミをのせることもある。
ピエモンテ州のブルスケッタの一つの形はニンニクをすりこませたトーストパンのスライスから構成される。その後、パンのスライスをサンドイッチのように閉じ、トマト、油、塩のスライスを詰めることができる。
トスカーナ州ではブルスケッタとして知られているのはニンニクパンである。使用されるトーストパンは中は柔らかく、外がカリカリになっていることが特徴である。
類似
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d4/Crostini_by_Charles_Haynes.jpg/180px-Crostini_by_Charles_Haynes.jpg)
イタリア料理で似たような料理にクロスティーニという料理が存在する。これはブルスケッタと非常に似ているが、クロスティーニで使用されるパンはブルスケッタで使用されるパンに比べて小さく、外はカリカリで中は柔らかく、より薄くスライスされている。またクロスティーニの在り方は多彩で、さまざまな食材を乗せることができる。
たとえば、スープにつけたり、スモークサーモン、バーブチーズ、ズッキーニ、レバーペーストなどを載せることもある。
アメリカ合衆国では、トマト、ニンニク、ハーブ、オリーブ・オイルを混ぜ合わせたソースを「ブルスケッタ」と呼んで市販されている。英語圏ではブルーシェッタと呼ばれることもある。
関連項目
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