第102SS重戦車大隊
第102SS重戦車大隊 schwere SS-Panzerabteilung 102 | |
---|---|
創設 | 1943年7月 |
廃止 | 1945年5月8日 |
所属政体 | ![]() |
所属組織 | ![]() |
部隊編制単位 | 大隊 |
兵科 | 装甲部隊 |
主な戦歴 |
|
テンプレートを表示 |
第102SS重戦車大隊(だい102SSじゅうせんしゃだいたい、ドイツ語: schwere SS-Panzerabteilung 102)とは第二次世界大戦中、ナチス・ドイツ武装親衛隊に所属した部隊である。ノルマンディー上陸作戦で事実上壊滅した。1944年末期に第502SS重戦車大隊として再編成されたが、1945年春のハルベの戦いで壊滅した。
第二次世界大戦
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/03/Bundesarchiv_Bild_101III-Zschaeckel-198-28%2C_Russland%2C_Raum_Charkow%2C_Heinrich_Himmler.jpg/280px-Bundesarchiv_Bild_101III-Zschaeckel-198-28%2C_Russland%2C_Raum_Charkow%2C_Heinrich_Himmler.jpg)
ハインリヒ・ヒムラーの大隊視察時
1943年4月、武装親衛隊は東部戦線において、新型のティーガーIを運用する重戦車大隊の設立を命じた[1]。これらの重戦車大隊はSS装甲軍団に所属した。第102SS重戦車大隊は第2SS装甲軍団に所属した[2]。当初、これらの重戦車大隊は一つのティーガーIの中隊で構成されており、それぞれが装甲軍団傘下のSS装甲師団に所属していた[3]。1943年当時、第102SS重戦車大隊 ー 当時は前身である第2SS装甲師団 ダス・ライヒ傘下の第2SS装甲連隊 ー は14両のティーガーIを保有していた[3]。
ノルマンディー上陸作戦で連合軍が上陸に成功した後、部隊はノルマンディーに送られたが、戦闘によってほぼ完全に壊滅した。1944年9月、部隊は再編成のために本国に送還された。そして、ゼーネラーガー(英語版)にて第502SS重戦車大隊として再編成された。部隊はティーガーIIを保有し、オーデル・ナイセの戦いにおいてソビエト軍と対峙した。1945年のベルリンの戦いの間、部隊はハルべ・ポケットにおいて包囲され壊滅した。